弁護士と相談者のプライバシー

「被告と傍聴人は出てください。」
裁判所が原告に和解を勧めるのでしょう。
傍聴席で自分の期日を待っていた私は、外に出ました。
被告の消費者金融の担当者も外に出ましたが、なんと、ドアの側で聞き耳をたてていました。
結局、消費者金融担当者がとがめられることはありませんでした。
弁護士は、相談者のプライバシーを守ることに、とても気を使います。
例えば、事務所で音楽をかけたり、防音性能の高い壁を使って、相談内容が外の人に聞こえにくくします。
弁護士が出先で電話連絡する際にも、大声で話さないよう気を付けます。
裁判所にも、デリケートな内容を話す際は、弁論準備用の部屋を使うなど、訴訟関係者の秘密が確実に守られるよう配慮してほしいものです。