月別アーカイブ: 2013年 12月

廃棄マニュアル

2013/12/ 3 15:39

廃業を考えている社長さん向けの本を読みました。
廃業を考える社長さんの気持ちに踏み込んで書かれているのがこの本のよいところです。
廃業の決断は、日常が大きく変わること、前向きな決定とは言い難いこと等から、難しいものです。
長年資金繰り等に奔走してきた自分を評価すること、本業以外にやりたかったこと(セカンドライフ)に思いを馳せること等を勧めています。
法人の債務整理を担当する弁護士として、社長さんの気持ちに寄り添って適切な判断の後押しをしたいものです。

年末

2013/12/30 14:32

いよいよ年末ですね。
私の事務所の入るビルの1階にあるツリーも撤去されそうです。
今年を振り返ると、債務整理の方針を自信を持って立てられるようになった点では、弁護士として成長した1年だったと思います。
来年は、依頼者さんのお気持ちにさらに寄り添えるようになりたいですね。

拘置所に咲くタンポポ

2013/12/10  1:27

覚醒剤を使って有罪になった著者が、ダルクという薬物依存の人たち同士のミーティングを通じて立ち直りを図る団体を作り、薬物依存の人たちを支援をする本です。
弁護士の間では有名ですが、実際読んだのは初めてでした。
絶対一生使わないという決意ではなく、自分の弱さを認めたうえで、今日一日覚醒剤を使わなければよしと考え、毎日継続することがやめるためのポイントであると記されています。
弁護士は、裁判のときに、反省を促し、覚醒剤を絶つ決意を述べさせることを重視しがちです。しかし、犯罪を犯した人の真の立ち直りのために必要なことを、考えるきっかけになる本であると思います。

即決裁判

2013/12/ 3 15:39

被告人が有罪と認めて事実関係を争わない場合に、早期に裁判を終える方法として、即決裁判があります。通常の公判請求された裁判は、判決まで2ヶ月程度かかりますが、即決裁判は、2週間程度です。また、即決裁判では、執行猶予がつくことが予想されます。
ただし、事実関係を上級の裁判所で争うことも困難になるため、弁護士と被告人が同意することが条件です。
刑事裁判については、お気軽に弁護士にお問い合わせください。

初回接見

名北留置施設に接見に行ってきました。
名古屋で唯一の女性用の留置施設です。
今日が初回接見でしたが、弁護士にとっても被疑者にとっても、初回の接見は非常に重要です。
例えば、被疑者の最初の言い分は、捜査機関から誘導を受ける可能性が後に比べて低いです。そのため、弁護士としては、最初の言い分を証拠に残すことが必要になります。
ご家族やご友人が突然身体拘束でされてお困りの方は、お気軽に弁護士にお問い合わせください。